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学費返還運動?コロナウイルスによる大学のオンライン授業化に不満の声相次ぐ

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入学式も中止で授業開始も延期が続く大学の現状

新型コロナウイルスの影響で入学式が中止になった大学は80%近くにもなりました。

記念すべき行事ですからそれだけでも残念ですが、緊急事態宣言を受けて授業すらなかなか始まらない状況です。

当初は前期の講義開始は4月下旬や5月の連休明けを考えていた大学も、コロナウイルスの収束には時間がかかると判断。

学生は原則構内には立ち入り禁止、しばらくはオンライン授業で対応するのが主流となってきました。

早稲田・慶応の学生から学費減額を求める署名活動の動き

しかし大学は高額な授業料がかかります。

このような状況に早稲田大学と慶応義塾大学の学生2人が学費減額を求める署名活動を始めました。

以下、一部抜粋します。

早稲田大学・慶應義塾大学では5月 6日(水) までキャンパスへの立ち入り禁止が決まりました。それに伴って両校では様々なサービスの利用が停止しています。

加えて、早稲田大学では5月11日の授業開始日、慶應義塾大学では4月30日の授業開始日よりオンラインでの授業が決定しています。

両校のこれらの対応は、学生・教職員の命を守るために適切であり、教職員の皆様が授業開始に向けた準備に尽力されていることに感謝を申し上げます。

一方で、図書館・学生食堂をはじめとする様々な施設が使用できない状況において、私たち学生が例年通りの学費を納入することは受け入れがたいのも事実です。

感染拡大に伴う経済活動の変化のあおりをうけ、経済的に不安を抱える生徒も多くいます。また、両校の学生には、学費・生活費を支払うため、アルバイトや奨学金制度を利用している者も多くいます。

そこで、両校のすべての学生(私費外国人留学生を含む、学部生および大学院生等)の学費・諸会費の減免を両校に求めます。

以上、施設が利用できないことや例年通りの授業が受けられないという正当な理由があるように思えますね。

しかし大学側も初めての試みであろうオンライン授業に四苦八苦しており、準備等に苦労している様子です。

基本的に学費の返還は行われないはずですし、今後どうなるかはコロナウイルスの影響がどの程度続くかによるかもしれません。

学費返還とは別に、オンライン授業に対応するためのネット環境を整えるための費用として数万円支給する大学もあるようです。

こうした対応があったうえで授業再開が夏~秋になれば学生側も納得することができると思います。

アルバイトができないと学費が払えない学生も続出

逆に長引いてしまった場合は学費の減額では済まない深刻な事態も考えられます。

既に現時点のアンケートで大学生の60%ほどがアルバイトがなくなったり収入が減ったと回答しているようです。

もちろん親の収入がなくなったり減ったという家庭も多いようです。

更に調査に答えた学生の13人に1人が大学を辞める検討を始めているという衝撃的な結果も出ました。

多くの学生がこのように経済的に厳しい状況に立たされていますので、大学側にも何かしら温情ある対応を望みたいところです。