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秦建日子原作・リアルすぎるサスペンス
先日公開された映画「サイレント・トーキョー And so this is Xmas」、宣伝も少なくあまり話題になっていなかったと思いますが意外に面白かったです。
原作はテレビドラマ「アンフェア」などを手掛けた秦建日子さん。
冒頭いきなり爆破テロに巻き込まれる主婦とテレビ局の撮影班。
展開の速さに目が奪われ、次第にストーリーに引き込まれていきます。
ラストは意外な人物の悲しい過去に胸を締め付けられる思いになりました。
全然ネタバレどころかあらすじにもなっていませんね(笑)
気になる方は是非映画館に足を運んでみてください。
渋谷の爆破シーンは圧巻ですので大画面で見る価値はありますよ!
ただし大量の死傷者が病院に運び込まれるシーンなど、グロテスクに感じる方もいるんじゃないかと思うくらいのリアリティーがあります。
苦手な方は注意してくださいね。
大規模爆発のロケ地は渋谷?
作品の要ともいえる大迫力の渋谷の爆破テロ。
実際のスクランブル交差点ではなく、栃木県の足利市にオープンセットを建設したとのことです。
やはりあれだけの混乱ぶりを現地で撮影するのは不可能ですよね。
ちなみに渋谷の写真とCGを合成した映像なので、観客からしたら栃木だとは思えない出来栄えです。
まるで自分が爆発に巻き込まれたかのような恐怖さえ覚える映像です。
サイレントトーキョー、観客席が静まり返ってしまうという意味においてもよくできたタイトルだと思います。
井之脇海や中村倫也の好演が光る
映像もいいのですがキャストもベテラン中心に文句のない実力派がそろっています。
佐藤浩市さん、石田ゆり子さん、西島秀俊さんあたりはもう説明は必要ないですよね!
冒頭から登場して、被害者なのに犯人に仕立てられるテレビ局の契約社員役、井之脇海さんはまだ若いのにいい演技をしてくれています。
最近だとテレビドラマ義母と娘のブルースで上白石萌歌さんのボーイフレンド役が評判になっていた彼ですね。
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これからどんどん人気が出そうな気がしました。
そして今回はミステリアスなIT起業家として登場する中村倫也さんにも引き込まれます。
ストーリー上けっこう重要な役どころでもあり、陰のある役がとてもマッチしていました。
彼の役柄の変化にも注目しながら作品を楽しんでほしいです。
主題歌はクリスマスソングで余韻たっぷり
原作小説は秦建日子さんがジョン・レノンによる名曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされていると言われています。
同じようにこの映画も「戦争は(私たちが望めば)終わらせることができる」というメッセージが込められているのでしょう。
この「Happy Xmas(War Is Over)」 が主題歌としてエンドロールで流れます。
アジアを代表するシンガーAwichがカバーした切なげな曲調が息をのむサスペンス映画の切ない終わりと絶妙にマッチしていました。
観客全員が余韻に浸り、途中で席を立つ人は皆無でした。
クリスマスイブの夜の悲劇を描いた「サイレントトーキョー」ですが、いろいろ考えさせられる部分も多かったです。
この季節大切な人と鑑賞するのもいいかもしれませんね。
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※本ページの情報は2023年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
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