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命がけの生食…悲惨な集団食中毒事件
とろけるような触感と独特な甘みが愛されてきた焼肉店の人気メニューであるレバ刺し。
しかし牛のレバ刺しは集団食中毒事件をきっかけに2012年に法律によって禁止になってしまいました。
いくら新鮮なレバーでも肝臓には大腸菌が潜んでいる可能性があるのです。
除菌するには現在は加熱以外に方法がないとのことです。
生食は絶対にやめましょう!
レバ刺しが食べられるお店がない…自己責任で通販で注文すると罰則はある?
今まで食べられていたものが急に禁止になったことで、リスクを承知で提供して欲しいとの声も上がりました。
しかし法律で決まったことですのでお店側も表立って提供するわけにはいきません。
もしかしたらこっそり…というお店があったとしても見つけるのは困難でしょう。
万が一密告でもされたら営業停止や罰金ですから、そもそも牛のレバ刺しが食べられるお店はもう残っていないかもしれません。
それでは通販などで生レバーを購入して食べてしまった場合は罪に問われるのでしょうか?
実は食品衛生法では牛の生レバーを提供してはいけないことになっていますが、個人が食べることを禁止している内容ではありません。
お店側は生食用ではないと販売しているのを、消費者が自己責任でどんな食べ方をしても誰にも分からないということにはなりますが…。
ただ食中毒を甘く考えていると命に関わる場合もあります。
決して自己判断で生食をしないように注意してくださいね。
牛肉や豚肉、鶏肉の生食は禁止なのに馬刺しが認められている理由は?
生食は牛肉だけが危険というわけではありません。
豚肉にはサルモネラ菌やカンピロバクター等の食中毒のリスクが伴います。
鶏肉も同様に危険なので絶対に加熱調理が必要です。
しかし何故か馬刺しだけは普通に生食で販売されているのです…。
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一体どうしてかと言うと馬肉は食中毒のリスクが限りなく低いのです。
簡単に言うと馬は体温が高いため細菌が増殖しにくいそうです。
しかしリスクが全くないわけではないので、馬刺しを購入する際は生食用のお肉の衛生基準をクリアしている衛生管理のきちんとしたお店を利用するようにしましょう。