物価高に頭を悩ませる毎日が続きますね。
今までは価格の変動が少ないとされてきた卵も例外ではありません。
飼料価格の高騰だけでなく鳥インフルエンザの感染拡大が重なり卵が高いどころか供給不足の事態になっています。
最近ではこのような乾燥全卵を備蓄する人も増えています。
この事態が続けばコロナ上陸後のマスクのように卵が買えないなんてことも…?
早めに対策を考えておいたほうが良さそうですね。
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鳥インフルエンザ流行で卵が高いのはいつまで続く?
飼料価格の高騰も痛手ですがより深刻なのは鳥インフルエンザでしょう。
何しろ今回は日本でも過去にないペースで増え続けているのです。
処分されるニワトリなどの数も1,500万羽を超えて過去最多。
(2023/3/11現在の情報です)
外食産業などでは卵を使ったメニューの販売を休止するお店も増えてきました 。
これはしばらく供給が上向かないであろうことを物語っています。
卵は今まで物価の優等生として節約に貢献してきました。
栄養価も高いので家族全員アレルギーでもない限り常備していた食材だと思います。
それだけに卵が買えなくなるのは本当に困りますね。
卵が売ってない?供給不足が続けばあり得る未来
希望的観測ですがすぐに鳥インフルエンザが終息したとします。
だとしてもすぐに値段が戻らないのはもちろん、供給不足も解消されません。
何故ならすぐにやるべきニワトリの処理や鶏舎の洗浄消毒に時間がかかるのです。
これだけで最低2か月前後を要するでしょう。
更に清潔な鶏舎で小規模のニワトリを飼育して安全を確かめるのも1~2か月。
ここまでして養鶏場としての機能が回復しますが大きな問題があります。
大量のニワトリを買い付けるのは難しいので一般的にヒナから飼育することになりますが成長して卵を産めるようになるまで4か月はかかります。
そして最初に産む卵は小さいのでスーパーで売ってるようなサイズになるまで更に4か月前後…。
鳥インフルエンザがすぐ終息したとしても最低1年は卵不足は確定です。
値上げどころかスーパーで卵が売ってない未来も想像できますよね。
とはいえ卵はマスクのように在庫があるうちに買いだめするわけにもいきません。
そのため乾燥全卵に注目が集まっているというわけです。
卵不足で値段が高い時や売ってない時は?おすすめは乾燥全卵
今まで当たり前のように卵を使ってきた私たちにとって乾燥全卵は抵抗があるかもしれません。
しかし厳選した鶏卵を原料としているので栄養的には同じ。
乾燥全卵1kgに3kgの水を加えると4kgの卵液に相当します。
たっぷりの量で常温保存できるので災害時の備蓄としてもおすすめ。
用途もパン作りやお菓子作り、麺類など幅広く使用できます。
まだスーパーで売っているとはいえ既に卵の値段は軒並み高騰。
目玉焼きや卵かけごはんでなければ乾燥全卵でも問題ないので併用すれば節約になりそうです。
乾燥全卵もここ数日で値段が若干上がり気味ですのでお早めにどうぞ。