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キャベツ枕に里芋湿布?民間療法の嘘

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子供の熱にキャベツ枕がインスタで流行

テレビ番組で取り上げられたキャベツ枕が話題になっているようです。

子どもの発熱時に頭を包むようにキャベツを敷くと熱が下がると言われていますが、果たして本当なのでしょうか。

実はこの民間療法、2014年に母親向けの育児メディアでも熱冷ましの新常識として記事になっていました。

しかし同サイトはこのキャベツ枕と言われる熱冷ましは「あくまでも民間療法で効果が科学的に立証していない」と認め謝罪しました。

現在もインスタグラムでは一部の母親の間で流行っているようですが残念ながら効果は立証されていないようです。

がんにも効果ありは本当?里芋湿布の作り方

同じく話題になっている里芋湿布。

こちらは里芋をすり潰したものを発熱時や打撲の患部に当てる療法です。

以下、里芋湿布の作り方になります。

・里芋をすりおろし少量のショウガと塩を混ぜ合わせる。

・里芋と同僚程度の小麦粉を混ぜて粘りを付ける。

・ガーゼに1cmくらいの厚さにのせて包帯で固定する。

かぶれやすい人はあらかじめゴマ油を塗っておくといいそうです。

里芋湿布は患部から毒を吸い出す効果があり、ガンにも効果があると言われています。

がん患者の方にはにんじんジュースも積極的に取り入れている方が多いですよね。

また、昔から言われている首にネギを巻くと風邪が治ると言う有名な民間療法もあります。

これに関しては皮膚から効果を得るのではなく、ネギの香り成分で口や鼻に消炎効果を得ているということです。

つまり根拠はないけど効果が全くないとは言えないくらいのものでしょうか。

除菌のクレベリンもウイルス感染には根拠(エビデンス)がない

根拠がないと言う点で今の季節思い浮かぶのがクレベリンです。

クレベリンは空間や物に付着しているウィルスや菌を、99.9%除去してくれる製品です。

しかし除菌効果があったとしても菌そのものがなくなることはありません。

つまりウイルス感染を防ぐことは明確にはなっていないのです。

現在大騒ぎになっている真型肺炎のコロナウィルスや毎年流行するインフルエンザのウィルス感染予防には効果がないと思った方がよさそうです。

私たちはあくまで感染リスクを下げることしかできないようです。

盲目に根拠のない治療法や予防法を信じるようなことがないように気を付けてくださいね。